Interview

メンバーインタビュー

2025-11-07

AI時代に、エンジニア組織はどうあるべき?急拡大するポケットサインが、エンジニアリングマネージャーに求める役割とは

組織と技術をエンジニアリングし、より多くの方々が安心安全に利用できる質の高いプロダクトを世に送り出したい──。その想いを実現するために、ポケットサインが新たに募集している職種がエンジニアリングマネージャー(以下、EM)です。

ポケットサインでは業務委託を含め約30名のエンジニアが、自治体公式アプリ(通称:スーパーアプリ)「ポケットサイン」や防災・子育て・地域ポイントなど暮らしに寄り添う機能を搭載したミニアプリ、マイナンバーカードを活用するための開発用プラットフォーム「PocketSign Platform」などの開発を担っています。

約15の開発チームにわかれ、各々が開発に取り組んでいますが、事業の急速な拡大と共にエンジニア組織のマネジメント強化の重要性が増しています。

そこで、これまでEMの役割を担っていたCTOの澤田に、なぜ今EMを募集しているのか、求めている人物像などについてお話を伺いました。

プロフィール

取締役 CTO
澤田 一樹さん

株式会社メルカリにてソフトウェアエンジニア、SOMPOホールディングス株式会社にてDX新規事業創出に従事、アルゲンタム・コード株式会社CTOを経て、ポケットサイン株式会社を共同創業。サイバーセキュリティ競技SECCON CTF 2018国際大会準優勝。パフォーマンスチューニング競技ISUCON12、ISUCON13を連覇し、ISUCON14では運営として参画。東京工業大学工学部卒

事業の成長拡大に伴い、エンジニア組織を支えるEMを募集中

── 早速ですが、現在EMを募集している背景を教えてください。

ポケットサインでは、2025年4月にシリーズBラウンドで5.8億円の資金調達を実施し、これからさらに事業拡大に向けた取り組みを加速させていきます。

ありがたいことに現在、多くの自治体様に「ポケットサイン」を導入いただいており、宮城県では70万人を超えるユーザーが「ポケットサイン」を登録しています。

他の自治体様からの引き合いも増え、ユーザーが日常的にプロダクトを利用されるようになり、本格的な普及フェーズに差し掛かっている。

より多くのユーザーにご利用いただく中で、求められるプロダクトの要求水準も当然ながら高まっていますし、それらを実装していく組織体制の強化も急務となっています。

これまではCTOである私が技術戦略を担いながら、エンジニア一人ひとりの成長やキャリア形成を支援するEMのような役割も兼務してきました。ただ、組織の規模が大きくなるにつれて、そうした個別のサポートに十分な時間をかけることが難しくなってきている。

さらに、今後5年後、10年後を見据えて長く利用されるプロダクトを生み出すためには、確固たる技術戦略はもちろん、新しい技術の活用可能性を探るR&Dのような取り組みも欠かせません。

これらを私一人で担うには限界があることから、組織や人をマネジメントするプロフェッショナルの力を借りたいと思い、EMの募集に至りました。

── ポケットサインのEMとして、どんな役割をお願いしたいと考えていますか?

EMを担当される方ご自身の裁量を大事にしつつ、組織をさらに大きくしていくための設計やカルチャー醸成、採用強化に向けたエンジニア組織のブランディングなど、組織や人に関わる仕事をお任せしたいと考えています。

現在ポケットサインの従業員数は30名ですが、私たちが描いている目標を達成するためには組織の拡大が必要不可欠だと感じています。

また、ポケットサインには優秀なエンジニアが多く働いており、とりわけ若手のメンバーが多いことも特徴的です。1on1や目標設定、評価とフィードバックを通してメンバーの成長をサポートしていくことも欠かせません。

組織はもちろん個人の生産性も高めていくための取り組みを積極的にお願いしていきたい。ゆくゆくはVPoEのようなポジションとして組織全体をリードしていただけることも期待しています。

── CTOの立場からEMに期待していることはありますか?

与えられた役割に対してオーナーシップを持ちながら前へ進められることです。とりわけ組織のマネジメントに対して自信を持って取り組んでいける方であれば、とても安心感がありますね。

私自身、これまで技術領域に特化してキャリアを歩んできたため、組織のマネジメントに関しては試行錯誤しながら取り組んできました。「組織や人に関することは、EMの〇〇さんにお任せすれば安心」といった状況が作れれば、私自身も技術戦略などより重要な意思決定に集中できます。お互いのプロフェッショナルを発揮し、信頼関係を築き上げながらプロダクトや組織をより良いものにできるとすごく嬉しいです。

「Be Clear」を体現する真面目なメンバーが集う

── ポケットサインの組織カルチャーについて教えてください。

ポケットサインのバリューを体現している方が多いです。よく採用候補者の方から「ポケットサインはどんな社員さんが多いですか?」と聞かれることがあるのですが、経営陣から出てくるのは「真面目で誠実な人が多いですね」という言葉なんですよね。

ポケットサインのバリューの一つに「Be Clear」という言葉があるのですが、何か課題やチャレンジングな物事に直面している時に、真剣に物事を考えて最善を尽くそうとするメンバーが多いんです。お客様に関係することならお客様の立場になって考え、日本の未来に関わることであれば、どうあるべきかを真剣に、熱量高く考えて行動している。妥協せず、最後までやり抜く意識を持っている人が多い組織だと思います。

──これからのエンジニア組織のあり方について、澤田さんはどのようにお考えでしょうか?

正直なところ、これまで描いてきたエンジニア組織としてのあり方をいま白紙に戻して考えている最中で、明確な結論はまだ出ていません。

AIが台頭し、ここ数か月を振り返っても社会が大きく変化しています。「AIによる開発」という新たな手法が広がる中で、エンジニア個人はもちろん、組織としてのあるべき姿も変わりつつあります。

AIの活用によってこれまで以上にエンジニアの生産性が高まる中で、これまでベストプラクティスとして捉えられていた開発体制やマネジメントを見直さなければいけない。

現時点では、理想の形はまだ見えていません。ただ、この問題はポケットサインにとどまらず、社会全体が直面していることだと思います。正解が見えない中で、どのようにAIを取り入れながら組織体制を構築していくことがベストなのか。それらを一緒に試行錯誤していける方がポケットサインに来ていただけるとすごく嬉しいですね。

── AIの進化はもちろん、プロダクトの成長に伴う組織拡大によっても、EMの役割は変わっていきそうですね。

そうですね。現在は会社全体の組織規模はそれほど大きくはなく、みんなが同じ方向を向いて突き進むことは比較的難しくはない状況だと思います。今後、組織が拡大していくにつれて、部署を跨いだコミュニケーションが増えてくると予想されます。その結果、各部署の動きが見えづらくなってしまったり、経営方針がうまく浸透しなかったりする課題も生まれるのではないか。

そういった状況下において、これまで経営陣がメンバーに対して伝えていた言葉をEMが代弁し、会社としての方向性を示したり、エンジニア組織のモチベーションを保ったりする役割も期待されると思います。

── まさに“エンジニアリング”マネージャーですね。

そうですね。今回「EM」という役割を募集するにあたって大事なのは、単なる組織全体のマネージャーを募集しているわけではない、ということです。

ポケットサインは技術開発に誇りを持っていて、個々人の開発レベルも非常に高いと自負しています。エンジニア組織をマネジメントする上で、技術に対する理解がなければエンジニア一人ひとりの成長を促すことは難しいですし、信頼も得にくいと思います。

他にも、より多くの方々に便利に使っていただけるようなプロダクトを目指していく上で、既存のやり方を全うするだけでなく、個人や組織の生産性向上や技術の見直しなど新たな対応が必要です。

組織はもちろん技術的な側面からもEMとして関与いただけることは、大事なことかなと思います。

チャレンジングな課題と向き合い、日本の未来をアップデート

── ポケットサインで働くことで、どんな経験や成長の機会が得られますか?

「スタートアップとしてのスピード追求」と「プロダクトとしての安全性の担保」というトレードオフな関係にある2つのチャレンジングな課題に立ち向かえることです。

一般的にスタートアップがドメインとしている事業領域は、取り巻く環境の変化が激しく、スピード感を持って成果を出しにいかなければ数か月後に会社の存続が危うくなってしまうケースも想定されます。

私たちが取り組む事業領域においても、デジタル庁を中心とした政府が行政DXを進めており、日々変わりつつあると実感しています。1か月後には全く状況が異なっていることも多い中で、民間企業として同じスピード感で社会実装に取り組んでいく必要があります。

当然ながら、大企業や競合他社の多くが同じ波に乗っている中で、私たちのような小さなスタートアップが存在感を示していくためには、良いものをスピーディーに世の中へ送り出さなければいけません。

一方で、ポケットサインは社会インフラとしての側面も担っています。個人情報の取り扱いや人の命に関わる防災領域を手掛けている通り、極めて高い安全性や信頼性が求められる。スピード重視の開発とはいえ、最低限の完成度でプロダクトを世に送り出すことはできません。

スピードを重視しながらも安全性や信頼性を担保する、その両立はポケットサインならではの難しさであり、面白さだと思います。

── ポケットサインのEMに求めるマインドはありますか?

事業への共感ですね。「経営陣から言われているからやらなければいけない」といったマインドではなく、私たちが取り組んでいることに共感し、熱中していただける方だとお互いに楽しく働けると思います。

── どんなバックグラウンドの方がポケットサインにフィットしやすいですか?

スタートアップでキャリアを積み上げられてきた方は、特にフィットしやすいと思います。

先ほどもお伝えしたとおり、スタートアップは常にスピード感をもって成果を出し続けなければいけません。スタートアップならではの戦い方やゲームのルールを理解した上で、戦略や戦術を考えながら行動できる方だと活躍いただけると思います。

正直、困難に直面する機会も多いですが、その分、大きな成果や喜びを得られる可能性も大きいです。その達成感に向かって、がむしゃらに突き進んでいける方であればチャレンジしがいのある環境だと思います。

──最後に、ポケットサインへの入社を検討している方にメッセージをお願いします。

ポケットサインが手掛ける事業領域においてチャレンジングな課題が多いことは、裏返せば社会にとって本当に価値あるプロダクトを生み出そうとしているからこそだと思っています。

だからこそ、それらの課題を乗り越え、成し遂げたときの達成感や社会に与えるインパクトは計り知れないほど大きなものになるはずです。私自身はこの挑戦を、日本の未来をアップデートする取り組みだと信じています。

そんなやりがいある環境にチャレンジしたい方がいれば、ぜひご応募いただけると嬉しいです。

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会社概要

ポケットサイン株式会社は、次世代のデジタルプラットフォームをつくる企業です。
「信用の摩擦をゼロにする」をミッションに人々が本来やりたかったことに集中できるような環境を作り、生産性を高め、より良い社会を築くことを目指しています。

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