Interview

メンバーインタビュー

2025-11-07

モダンな技術を使ったフルスタック開発に挑戦。メンター・インターン生に訊く、ポケットサインでインターンする意義

ポケットサインでは「公的個人認証サービス」を活用したアプリやサービスの開発に携わりたいインターン生を募集しています。

2025年8月時点では、3名のインターン生がポケットサインの開発や実務を担当しています。

ポケットサインのインターンを通じて、どのような学びや成長の機会を実際に得られるのか。今回は、大学の夏季休暇である2025年7月22日から9月17日までポケットサインのインターンに参加した清水 悠利さん、メンターを務めた宮下 敢多さんにお話を伺いました。

プロフィール

ソフトウェアエンジニア
宮下 敢多さん(写真・左)

2019年にフルスタックエンジニアとしてキャリアをスタート。ゲームアプリやNFTマーケットプレイスの決済機能の開発・運用などに従事。 2024年9月ポケットサイン株式会社に入社。自治体公式アプリ「ポケットサイン」のミニアプリの開発・運用に携わる。東京工業大学卒業。

学生インターン
清水 悠利さん(写真・右)
工学院大学 工学部電気電子工学科の4年生。電気回路設計や電磁気学などを中心に学び、卒業研究では「みかんの画像解析」をテーマに取り組み中。学外活動では積極的にハッカソンに参加するほか、複数のスタートアップ企業でエンジニアインターンとして実務経験を積んでいる。日々新しい技術を学びながら、実践を通してスキルを磨くことを大切にしている。

モダンな技術を使ったフルスタック開発に惹かれ、インターンに応募

── まずは、清水さんがポケットサインのインターンに応募した理由を教えてください。

清水 ポケットサインのインターンに応募した理由は、大きく2つあります。

1つは、自分の得意領域であるバックエンドの開発スキルをさらに伸ばしたかったこと。大学では工学部電気電子工学科に在籍していたためプログラミングに関わる機会はほとんどなかったのですが、趣味でバックエンド開発をしていました。

もう1つは、ポケットサインの技術スタックや開発環境に魅力を感じたこと。特に、ブラウザとgRPC互換のAPIを構築するためのConnect RPCなど、モダンな技術に触れられる点に興味を持ちました。スタートアップならではの開発スピードや、フルスタックでの開発に挑戦してみたいと思ったことも応募の決め手になりました。

── ポケットサインは、どのようにして知ったのですか?

清水 「魔法のスプレッドシート」というソフトウェアエンジニアを志望する学生向けのインターンシップ情報が閲覧できるサイトを通じて知りました。

── 宮下さんは、ポケットサインの開発第3ユニットに所属し、普段は自治体公式アプリ「ポケットサイン」のミニアプリの構築・開発を担当されています。今回、清水さんのメンターも担当されていますが、どのようなインターンを実施されたのでしょうか?

宮下 今回のインターンでは、ウォーキングを通じて地域住民の健康を増進する「ポケットサイン健康ウォーク(以下、健康ウォーク)」というミニアプリを題材に一部の機能開発をお願いしました。

ちょうど社内でインターンの実施に関する話題が上がってきた頃に、「健康ウォーク」に追加する新たな機能の要件定義を進めていました。要件定義からリリースまで開発の流れを一通り経験できる仕事としてインターン生にお任せできれば、彼らの成長にもつながるのではないか。そう思って社内で提案した結果、実施することが決まりました。

── インターンに向けた事前準備で意識していたことはありますか?

宮下 開発における成功経験を積んでもらうことです。改めて、私自身がインターンを経験したときの記憶を辿ってみると、自分が書いたコードや成果物が最終的にユーザーのもとで使われているかわからず、モヤモヤとした感情が残ってしまった経験がありました。

そこで、単にコードを書いて実装するだけでなく、実際にユーザーが手元で利用していることが伝わるような手触りのある開発体験を提供できたらと考えていました。

初めて扱う技術スタックに苦戦。新たな知識の吸収につながった

── 清水さんがインターンで担当された業務を教えてください。

清水 ユーザーが「健康ウォーク」をダウンロードした際に表示されるウェルカムメッセージの開発を担当しました。また今後、導入予定であるキャンペーン機能の一部も実装しています。

使用した技術スタックをお伝えすると、言語はGoとTypeScript、インフラにはGoogle Cloud Platformを利用しました。

── 清水さんが所属されていた開発チームのメンバー構成を教えてください。

宮下 プロダクトオーナー1名、私を含む正社員エンジニア2名、デザイナー1名です。そこに、清水さんにもご参加いただきました。

── 宮下さんは、清水さんをどのようにサポートされていましたか?

宮下 開発の進捗を確認するミーティングを通じて、清水さんの開発進捗や困りごとを把握するようにしていました。私も毎日オフィスに出社していたので、清水さんが悩んでいる点などあれば、ホワイトボードを使ったり、実際の画面を見せたりしながらフォローするようにしていました。

コードレビューに関しては、はじめて学ぶ技術スタックが多いことを考慮して、教えるべきところは教えながらも自己学習を促せるようなフィードバックを意識していました。

── 開発にあたって、難しかった点や苦労した点はありますか?

清水 特に苦戦したのは、フロントエンドの開発です。個人開発の時は、AIを使ってフロントエンドの土台を作り、感覚的にUIを調整していくことが多かったのですが、実務ではデザイナーが用意したデザインに沿ってUIを作り込む必要がありました。

CSSフレームワークの1つであるTailwind CSSを使って細かくデザインしていったのですが、慣れない作業で使いこなすのに苦労しましたね。宮下さんからのコードレビューや質問などを通して解決していました。

他にも、初めて触れる技術が多くて、一つひとつ理解していくことが大変でした。さまざまな開発を担当する中で、ライブラリの使い方を学ぶなど新しい知識を吸収できたと感じています。

── ご自身で成長を実感した瞬間はありましたか?

清水 フロントエンドからバックエンドまで一貫して実装していく中で、できることが増えたと感じていました。フロントエンドではTailwind CSSの細かい使い方を学べましたし、バックエンドではSQLを書く機会があり、今回のインターンを通じて新たな知識を得られました。

一番身についたのは、Connect RPCを利用する際に必要となる、Protocol Buffersでスキーマを定義する方法かもしれません。他にも、データベース操作を効率化するGo言語のORMや、データベースのスキーマをドキュメント化・可視化 するためのツールについても学ぶことができました。

それ以外にも、既存のコードを読んだり、設計を見たりする中で、自分に足りないものをたくさん認識でき、さらに調べる過程で理解が深まって実際に業務で使うことも増えていきました。

── インターンを経て、宮下さんは清水さんの成長をどのように感じられていますか?

宮下 清水さんの得意領域であるバックエンドにとどまらず、フロントエンドや周辺インフラなどの開発スキルやノウハウもどんどん吸収していて、今後もエンジニアとしてさらに力強く成長していく予感がしています。

自発的にデータベースに関する書籍を読み返していたり、私が紹介した本をすぐに読んだりされていて、自分の技術に対する知見を広めるために貪欲に学んでいく姿勢にとても感心しました。

── チームに対するポジティブな影響もありましたか?

宮下 はい、学生インターンとしての立ち位置にとどまらず、一社員のように成果に貢献してくれて、非常に嬉しかったです。直近リリースしたオンボーディングタスクでは清水さんにコードを書いてもらったのですが、教育のためではなく、きちんと仕事として取り組んで成果を出してくれたので、とても頼もしかったです。

難易度の高い技術スタックも多かったと思いますが、わずか数週間で理解し、着実に吸収して成果につなげている。エンジニアとしての高い資質を持った方だと好印象に映っています。

チームメンバーを動かすためのコミュニケーション力を身につけられると業務のスピードが一段と高まり、より良い成果を生み出せるのではないかなと、今後の伸びしろにも期待しています。

新たな知見を獲得したい、自分の強みを見つけたい学生におすすめ

── オフィスでのインターンを通じて、清水さんは社員との交流機会も多かったと思います。改めて、ポケットサインの雰囲気を教えてください。

清水 社員同士のコミュニケーションがとても活発です。特にエンジニアチームは年齢の近い社員が多く、とても話しやすいと感じていました。

私自身、わからないことがあると考え込みがちになるクセがあるのですが、宮下さんが「気軽に質問していいよ」と声をかけてくださって、質問もしやすかったです。

休憩時には、みんなでランチに行く機会もあり、社員同士の仲が良いこともすごく伝わりましたね。

── 宮下さんは、今回インターン生の採用や育成に関わられてみて、いかがでしたか?

宮下 メンターとしていかにインターン生をコーチングしていくか、その難しさを改めて実感しました。つい自分で手を動かしたくなることもありますが、インターン生が自ら考え・成長できるようになるために、どうヒントを与えていくべきか、試行錯誤していく必要があります。メンターとしてのセルフマネジメントの大切さにも気づきました。

また、改めてインターン生の育成や成長支援に関わっていきたいという思いに気づけたことも、非常に良い経験になりました。

── 学生がインターンで開発現場に関わる意義はどんなところにあると感じていますか?

宮下 個人開発では扱うことが難しいスケールの大きな開発に携われることが、大きな価値だと思います。もちろん、自分で開発したプロダクトを身近な人に触ってもらうだけでも学生の方にとっては大きな学びにはなりますが、何千、何万人と多くのユーザーに利用されるようなスケールの大きな開発の裏側を経験することは難しいと思います。

インターンシップであれば、自ら開発に携わりながらそういった裏側を理解できますし、即戦力となる人材を育成する意味でも魅力的な機会です。私自身も、インターン生の成長を全力でサポートしていきたいです。

── 未来のインターン生へ、清水さんからメッセージをお願いします。

清水 モダンな技術を使った開発にチャレンジしたい学生にとっては、すごくおすすめです。他のエンジニアが書いたコードを読むだけでも学びが多く、新たな知見を得たい方にとって非常に良い環境だと思います。

── 最後に、どんな方にポケットサインのインターンに応募してほしいですか?

宮下 私自身、学生のころから実務で使われている技術を実際に見てみたいという思いがありましたし、どのような働き方であれば自分の能力を発揮できるか知りたい気持ちがありました。同じような思いを抱えている方がいれば、ぜひお気軽にポケットサインでの開発にチャレンジいただけると嬉しいです。

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