Interview

メンバーインタビュー

2025-08-05

先端技術を活用し、自治体・民間ともに利活用される社会インフラの実装を目指す。CTOが描く、ポケットサインのこれから

マイナンバーカードの普及促進と活用拡大を目指して、自治体・民間企業のDXを支援している、ポケットサイン。その数々の開発の裏側を少数精鋭で支えているのが、エンジニアです。

そこで今回は、CTOの澤田 一樹さんに、ポケットサインでプロダクト開発に携わる面白さやエンジニアの働き方、今後取り組んでいきたい課題などについてインタビューしました。

プロフィール

取締役 CTO
澤田 一樹さん

株式会社メルカリにてソフトウェアエンジニア、SOMPOホールディングス株式会社にてDX新規事業創出に従事、アルゲンタム・コード株式会社CTOを経て、ポケットサイン株式会社を共同創業。サイバーセキュリティ競技SECCON CTF 2018国際大会準優勝。パフォーマンスチューニング競技ISUCON12、ISUCON13を連覇し、ISUCON14では運営として参画。東京工業大学工学部卒

toC、toB問わず、幅広い領域で新しい価値を提供したい

── まずは、澤田さんが担当されているお仕事の内容について教えてください。

大きく3つあります。1つは、エンジニア組織全体のマネジメントです。現在、業務委託の方々を含めて約30名のエンジニアが我々の会社に所属しており、今後の組織拡大に向けて採用活動にもコミットしています。

2つ目は、プロダクト開発における技術的な意思決定のサポートです。例えば、現状に即したスピードやクオリティが担保できる合理的なアーキテクチャは何かなどを、エンジニアと一緒に考えています。

そして最後は、開発です。まだまだ小さなスタートアップであるため、私自身も開発の現場に混じって、一緒に実装することがあります。

── 続いて、プロダクト開発の現状と今後の取り組むべき課題について教えてください。

プロダクト開発の現状としては、PoCによる価値検証フェーズから実際に世の中へプロダクトを提供するフェーズへと移行していくタイミングに差し掛かっています。

我々のプロダクトは社会インフラを担う側面が大きく、当然責任も重くのしかかります。例えば、我々が提供している「ポケットサイン防災」という防災機能に特化したミニアプリがあるのですが、もしも災害時にスマートフォンで避難指示を送信したり、避難所のチェックインができなかったりしたら非常に大きな問題になってしまいますよね。

これまでは事業検証に向けてスピードを優先した開発に取り組んできましたが、今後はプロダクトをより強固にしていく必要があります。そのためには、セキュリティや可用性、パフォーマンスなどを高い水準でクリアしていくことが求められるんです。

現状は自治体向け統合アプリ(通称:スーパーアプリ)「ポケットサイン」を通して様々なソリューションを提供していますが、今後は、採用や人材、医療など個人に紐づく属性情報が大きな価値を持つ民間企業へのプロダクト展開も考えています。toB・toCを問わず、新しいプロダクトを次々と生み出し、コンパウンドスタートアップとしての動きをさらに加速させていく予定です。

また、これからは個人に紐づく属性情報や資格などを自分で管理し、必要に応じて他者に情報を提供する「デジタルIDウォレット」と呼ばれる仕組みに対応する流れが日本で加速すると思います。今後、新しい規格に則って社会実装し、新たな価値を提供していくことにも、エンジニアが向き合っていく必要があります。

先進的な技術を活用し、新たな価値づくりに携わる面白さ

── エンジニアとしてプロダクト開発に携わる魅力はどんなところにあるのでしょうか?

我々が手掛けるプロダクトは大きく3つに分かれており、それぞれが異なる面白さがあります。

1つ目の「PocketSign Verify」は、マイナンバーカードのICチップに搭載された電子証明書を用いた本人確認機能(=公的個人認証サービス)を民間事業者のサービスやアプリに組み込めるAPIサービスです。

この公的個人認証サービスの署名検証業務を受託するためには主務大臣からの認定を受ける必要があり、非常に高いセキュリティレベルが求められます。ユーザーやデバイスなどを証明するデジタルドキュメント「X.509証明書」を用いて、インターネット上で安全に情報をやりとりするための「PKI」といった高度な技術を扱ってプロダクトを開発するケースもあり、非常に面白いと思います。

2つ目の自治体向け統合アプリ「ポケットサイン」は、スマートフォンにマイナンバーカードをかざすとデジタル身分証が発行されるスーパーアプリです。

1つのデジタル身分証で、所属している企業情報や保有している資格情報などの個人情報をほかのサービスへ紐づけることが可能になり、例えば、履歴書不要で会社の求人に応募することも実現できるようになります。

技術的な側面をお伝えすると、利用者の同意に基づきID情報を流通する規格である「OpenID Connect」や分散型IDである「DIDs」、個人情報の正当性を客観的に検証することができる「Verifiable Credentials」など先進的な暗号・認証技術も積極的に取り入れています。

我々は、OpenID関連技術の普及や啓発を担うOpenIDファウンデーション・ジャパンにも所属していて、自社プロダクトを通じて新たな共通規格の社会実装もしています。そういった新しい価値を作り上げていくことに携われる側面を魅力的に感じるエンジニアも多いと思いのではないでしょうか。

そして、最後は「ポケットサイン」を応用した自治体向けミニアプリの開発です。地域ポイントをデジタルで付与できる「ポケットサイン 地域ポイント」や災害発生時に避難指示を通知する「ポケットサイン 防災」など多くの自治体でご利用いただける汎用的なミニアプリの開発を通じて、社会実装も行っています。社会にインパクトを与えていく開発に携われることも面白さの1つだと思います。

またミニアプリをほかの自治体でも利用できるよう、SDKと呼ばれるソフトウェア開発キットも用意しています。実際に、ポケットサイン内のエンジニアが開発したミニアプリを、社内の別のエンジニアが利用してほかの自治体へ提供することもあり、身近にリアルなユーザーがいる環境下で開発できることも大きな特徴だと思います。

ゼネラリストからスペシャリストまで活躍できる環境がある

── エンジニアの方々は、普段どのような働き方をされているのでしょうか?

弊社は一人ひとりが最大限にパフォーマンスを発揮できるよう、自由度の高い働き方を推奨しています。  フルフレックス・ハイブリット勤務を採用しており、働く時間や場所に縛りはありません。必要であれば対面でコミュニケーションを取り、それ以外はリモートで働くことが可能です。

また、我々の特色として出社率が一番高いのはエンジニアチームなんです(笑)。出社頻度にルールがあるわけではないのですが、昼過ぎになると自然とオフィスに人が集まっているんです。対面でのコミュニケーションを重視するメンバーが比較的多いと感じています。

── どういったエンジニアが活躍されているのでしょうか?

技術を追求するスペシャリストよりも、ユーザーとの対話を通してプロダクトの価値を見極めながら開発できるエンジニアの方が特に活躍されています。弊社は少数精鋭でプロジェクトを進行している分、プロダクトの価値を高めるPdMや開発プロセスの最適化を担うPjMの役割を担う人が十分には足りていない状況です。だからこそ、そういった役割を担いながらプロジェクトを進行できる方だと、とても相性が良いと思います。

とはいえ、セキュリティや可用性、品質といった整えきれていない部分もたくさんあります。それらの知見をお持ちの方も存分に活かしていただける場面はあると思います。なので、どんな方でも何らかの形で活躍できる環境は整っていますね。

── ビジネスサイドとのコミュニケーションも積極的に行われているのでしょうか?  

はい、ビジネスチームとの距離は非常に近いです。エンジニア自身が率先してお客様との商談に出向き、直接課題をヒアリングすることも少なくありません。ビジネスチームとエンジニアがワンチームで動いており、そういった働き方をしたい方にとって魅力的な環境だと思います。

責任を持って、幅広くチャレンジしたい方を募集中!

── ポケットサイン入社後に得られるキャリアや経験について教えてください。

自ら課題を見つけてソリューションを生み出す経験と、技術的な挑戦の2つの側面が得られると思います。

スタートアップあるあるですが、人手が足りず、手を付けられていない課題はたくさんあります。そういった転がっている課題を拾って周囲を巻き込みながらソリューションを磨き込み、世の中にとどけていく。そんな一連のプロセスを経験できます。

また、我々のプロダクトでは先進的な技術やアーキテクチャを扱うことが多く、ときには国際的な技術標準の議論へ参加することもあります。そういった新しい技術を用いながら社会実装していく経験は、なかなか得られるものではないと思います。そういった新しい技術や仕様を構築していく経験も得られます。

── 今後の成長に向けて、どのような人物を求めているのでしょうか?

いろんなことにチャレンジしたい方ですね。ポケットサインは現在15以上のプロダクトを展開しており、それらを約30名のエンジニアで支えています。1人ひとりが関わる領域が非常に広く、いろんなことにチャレンジできる環境が整っています。

ほかにも、オーナーシップを強くもって働ける方に来ていただけるとすごく嬉しいです。例えば、宮城県ではすでに60万人以上が我々のサービスを利用してくださっていて、4人に1人が使っているレベルなんです。そういったお客様のために責任をもって働ける方が合うと思います。

我々は、新しい技術を積極的にプロダクトに取り込もうとしています。エンジニアの技術Q&Aサイトに答えが載っているようなものではなく、英語で書かれた長文の仕様書を読むなど、かなりハードな仕事と向き合う機会も少なくありません。難しい課題にチャレンジできる環境を面白がれる方とぜひ一緒に働きたいと考えています。

── 最後に、ポケットサインへの転職を検討されている方へメッセージをお願いします。

私たちが手掛ける事業のコアは「個人情報の流通をなめらかにする」ことです。取り組んでいる事業範囲が幅広いように、一言では語り尽くせないくらい様々な面白さを体感できます。

特に、最先端の技術を活用して、今までにない価値をつくっていきたい方にとっては、視野を広げるチャンスだと思います。ぜひお話だけでも聞いていただけたら嬉しいです!

取材協力:株式会社ソレナ

Interview一覧に戻る

ポケットサインをご検討されている方へ
お気軽にお問い合わせください

会社概要

ポケットサイン株式会社は、次世代のデジタルプラットフォームをつくる企業です。
「信用の摩擦をゼロにする」をミッションに人々が本来やりたかったことに集中できるような環境を作り、生産性を高め、より良い社会を築くことを目指しています。

VIEW MORE

採用情報

社会はいま、デジタルを起点に制度や仕組みを再設計する、歴史的な転換点を迎えています。
私たちと一緒に時代の転換期にデジタルで貢献してみませんか?
あなたのご応募をお待ちしています。

VIEW MORE