Interview

メンバーインタビュー

2025-09-05

大学時代からポケットサインに参画。若手ソフトウェアエンジニア3名がポケットサインで働く意義

2025年4月、ポケットサインに若手ソフトウェアエンジニア3名が入社しました。

いずれも東京工業大学の出身で、CTOの澤田が所属していたサークルのメンバーとしても活動していました。学生時代から業務委託でポケットサインの開発に携わっていた3名は、どのような開発機会に恵まれ、成長を遂げてきたのでしょうか。

今回は、ソフトウェアエンジニアの田中 佑哉さん、畑佐 悠太さん、吉田 凌都さんに、学生時代にポケットサインで働いて得られた経験や身についたスキルについてお話を聞きました。

プロフィール

ソフトウェアエンジニア
田中 佑哉さん(写真・中央)

2022年9月、大学在学中に業務委託としてポケットサインに参画し、2025年4月より正社員として勤務。東京工業大学出身。ISUCON10本選3位、ISUCON11・14で作問を担当。

ソフトウェアエンジニア
畑佐 悠太さん(写真・左)

2023年1月、大学在学中に業務委託としてポケットサインに参画し、2025年4月より正社員として勤務。東京工業大学 理学院数学系 博士課程出身。元広島大学 持続可能性に寄与するキラルノット超物質国際研究所研究員。

ソフトウェアエンジニア
吉田 凌都さん(写真・右)

2023年7月、大学在学中に業務委託としてポケットサインに参画し、2025年4月より正社員として勤務。東京工業大学 生命理工学系出身。


大学のサークルで学んだプログラミングに熱中

── みなさんが、エンジニアを目指すようになった背景を教えてください。

田中 大学のサークルでプログラミングを教えてもらえる機会があり、1年生のときからプログラミングを始めました。ソフトウェアをいくつか自作して公開しているうちに、実際に使ってくれた人から反応をもらえて、面白いと感じていました。気づけばずっと作り続けていて、「好きなことを仕事にするならソフトウェアエンジニアがいいな」と思うようになりました。

畑佐 子どもの頃からパソコンをいじることが大好きでした。大学に入って、ある時、澤田さんからWebエンジニアリングについて紹介してもらい、それをきっかけにWeb関連のプログラミングを学び始めました。自分で書いたコードが少しずつ形になっていく様子に面白さを感じ、エンジニアとして開発に携わりたいと思いました。

吉田 小さい頃からお絵描きや工作などモノづくり全般が好きで、小・中・高とずっと続けてきました。高校生になったタイミングでパソコンを手に入れたと同時に、バーチャルYouTuberと呼ばれる、3DCGや3Dモデルを使ってYouTubeなどで配信している人たちに興味を持ったんです。自分も3DCGを作ってみたいと思うようになり、大学の受験勉強はそっちのけで3DCG制作に熱中していました。

大学に入ってからは、3DCGやゲームを制作しているサークルがあると知り、迷わず入りました。そこでWebアプリを開発している方々の活動を見てすごく面白そうに感じ、興味本位でWebアプリの制作にも手を出したんです。「Webアプリを作れるようになれば、いろんなことができるのではないか」と思い、どんどんWebアプリの開発にハマっていって。自然とWebエンジニアを志すようになりました。

── ポケットサインに参画する前に、期待していたことや魅力的に感じていたことを教えてください。

田中 CTOの澤田さんと一緒に働けることですね。澤田さんは、サークル内で開発されたアプリケーションをデプロイするPaaSを作った人として知られていて、エンジニアとして優秀な人だと想像していました。

残念ながら、私が大学に入ったタイミングで澤田さんは卒業されてしまったのですが、サークル内ではレジェンド的存在だったので、すごく興味を持っていました。

畑佐 デジタルの世界で自分自身のアイデンティティを証明できることに面白さを感じました。梅本さんと澤田さんと一緒に食事をする機会があったのですが、ポケットサインが掲げる「リアルとデジタルがシームレスに繋がる未来の日常を」というビジョンの通り、マイナンバーカードのICチップに搭載された電子証明書を利用し、オンライン上でも安全かつ厳格に本人確認できる仕組みを作っているというお話を聞いたのが印象に残りました。

吉田 組織とサービスの両面で魅力を感じていました。

組織の魅力は、澤田さんをはじめ技術力の高いメンバーがいることです。ポケットサインは、モダンな技術を使っている印象があり、業務委託で働けたらスキルアップにつながるだろうと思っていました。

サービスにおける魅力は、社会的意義があることです。マイナンバーカードを活用するための開発用プラットフォームや自治体向けのスーパーアプリなど国レベルのインフラを担えることは、やはりポケットサインだからこそ実現できることだと感じています。

技術力の高い集団に囲まれながら、開発にコミット

── ポケットサインでは、これまでどのような業務を経験されたのでしょうか?

田中 学生時代に業務委託としてプロジェクトに参画し、最初に任されたのが電子証明書の有効性確認をPF事業者に委託してサービスを提供する「サービスプロバイダ事業者(以下、SP事業者)」の調査でした。
少し技術的な話をすると、公的個人認証サービスを導入する際は、電子証明書の有効性確認機能をプラットフォームとして民間事業者に提供できる「プラットフォーム事業者(以下、PF事業者)」と、電子証明書の有効性確認をPF事業者に委託してサービスを提供する「サービスプロバイダ事業者(以下、SP事業者)」の2つの方式があります。

私は2週間ほど、「あるPF事業者を経由した場合に何ができて、何ができないのか」といった技術調査を実施しました。その後、自治体向け統合アプリ「ポケットサイン」のユーザー情報を扱うバックエンドの実装を担当し、続いて防災アプリ「ポケットサイン防災」、休日保育の予約管理アプリ「ポケットサイン休日保育」の開発にも携わりました。現在は再び「ポケットサイン防災」の開発に取り組んでいます。

畑佐 ポケットサインに参画した頃は、Go言語を全く触ったことがなく、最初の約2ヶ月間は、一緒に働くメンバーから色々と教わりながら学習を進めていました。2ヶ月後には「ポケットサイン」のバックエンドの開発に従事。現在は、ウォーキングを通じて健康を促進するアプリ「ポケットサイン健康ウォーク」の開発に携わっています。

吉田 宮城県主宰のJR陸羽東線周遊スタンプラリーに使用するポケットサインのミニアプリ「スタンプラリー」を開発しました。本アプリでは、1人が複数のアカウントを作成できない仕様になっており、不正な抽選参加を防ぐことができるほか、景品への応募や配布をデジタル化することも可能です。

参考:ポケットサインの新ミニアプリ “スタンプラリー” を使った陸羽東線周遊スタンプラリーがJR東日本の協力のもと宮城県で開催

ポケットサインに業務委託で参画してすぐに開発を依頼されたプロジェクトだったのですが、約1ヶ月半で完成させなければいけない状態でした。そこで澤田さんと設計や技術選定について相談しつつ、急ピッチで開発に取り掛かりました。

現在は、スマートフォン一つで住民が簡単にアンケートに応えられる「ポケットサインアンケート」をはじめとした4つのミニアプリの開発・保守メンテナンス業務を担当しています。

── 実際にポケットサインで働いてみて、いかがでしたか?

田中 ポケットサインの開発に携わっていなければ、マイナンバーカードの仕様や取得できる情報について知る機会がなかったと思うので、新しい知識を得られたことはとても楽しかったです。また、公的個人認証を活用した事例やナレッジはすでに世界にも存在しており、それらのケーススタディを学びながら開発できることは、成長にもつながっています。

畑佐 Web関連の開発について全く知らない状態からスタートしたので、学ぶことが本当に多かったです。

私が所属していたサークルには、何名かポケットサインに業務委託で働いている方がいて、技術力の高い集団だと改めて思いました。

吉田 エンジニアに限らず、ポケットサインに関わる方はみなさんすごく優秀な人が多いと感じています。

これまでサークル内や個人でアプリを開発していた頃は、同じ大学生や自分の知り合いに使ってもらうことがほとんどでしたが、開発に携わった「スタンプラリー」では高齢者による利用が多かったんです。高齢者向けのスマートフォンでアプリを開くと表示が崩れてしまうといった指摘もあり、今までとは異なる視点も得られました。

── ポケットサインでは、開発のサポート体制も整っているのでしょうか?

田中 プロダクトごとに技術ドキュメントを用意しています。他にも、コミュニケーションツール上で質問したり、気軽にショートミーティングを挟んだりと、わからないことがあればすぐに聞ける環境が整っています。

吉田 「スタンプラリー」の開発では、梅本さんや澤田さんと活発にコミュニケーションする機会があり、そこでキャッチアップしていました。

QRコードの読み取りによりスムーズな受付を可能にする「ポケットサイン受付」の開発では、プロダクトマネージャーと週1で定例ミーティングを実施し、その中で、設計や実装に関して詳しく相談していました。

── 畑佐さんは、ポケットサインを通じて初めて触れる言語や技術があったと思います。どのようにキャッチアップを進められたのでしょうか? 

畑佐 ポケットサインに参画したばかりの頃は、実際に「ポケットサイン」のバックエンドのコードを見てロジックを理解するところから始めました。クリーンアーキテクチャの考え方やデータベースに関する知識など、実際にプロダクトの中身を見ながら勉強し、わからないことは都度質問しながら進めていました。

開発力の向上、生成AIの活用、マネジメント力など。ポケットサインで成長を実感

── ポケットサインで働く中で、どのような成長があったと感じられていますか?

田中 ポケットサインの正社員として正式に入社後、すぐに「ポケットサイン防災」のチームリーダーを担当することになり、スタートアップならではの裁量の大きさを感じました。

約2年間、同じプロダクトの開発に携わる中で、自然と「どういう構成や設計が運用しやすいのか」「どうすれば保守性の高いコードになるのか」といった考えが固まっていきました。個人の趣味やサークル活動では、長期的に同じ開発に携わる機会はめったにないので、良い経験になったと感じています。

他にも、業務委託で参画していたときよりも、非エンジニアの方向けに複雑な技術をわかりやすく伝えることができるようになったと思います。

畑佐 これまでGo言語をメインに扱っていたのですが、「ポケットサイン健康ウォーク」の開発ではReactも使うようになり、扱っている技術の幅が広がりました。実際にプロダクトが完成していく様子を見て、社会で使われるプロダクトを形にできたことに大きな手応えと面白さを感じています。

また開発にあたっては、他のエンジニアメンバーと議論する機会が頻繁にあるのですが、「この機能は改善したほうが、お客様にとって使いやすいのではないか」「今の画面はこういう表示だけど、お客様から見たら不安にさせてしまう要素があるのではないか」と、お客様の目線に立って開発するようになりました。

吉田 アプリの開発にあたっては、フロントエンドのみならず、バックエンドやインフラの知識も必要になります。これまでの開発経験を通して、フルスタックエンジニアに近い業務経験を得られたのではないかと感じています。さらに、チームでの合意形成やタスクの整理、スケジューリングなど開発以外の部分も、私たちの仕事の一部であるという意識が強く芽生えました。

学生時代は「自分の好きな技術を使って、自由にアプリを開発する」ことで満足していましたが、「プロダクトとして、アプリをリリースする」というポケットサインでの経験を通して、趣味と仕事では開発にかかる大変さや難しさは全くことなると実感しました。学生時代にその経験を得られたことはプラスだったと思っています。

また、ポケットサインではAIの活用に積極的です。「エンジニアは将来、AIに仕事を奪われる」といった話を耳にする機会が多い中で、ポケットサインでの開発を通じて実践的なAIの活用スキルを身につけられることは、とてもポジティブに捉えています。

── 最後に、ポケットサインのインターンを検討している方へメッセージをお願いします。

畑佐 パソコンの基本操作や、Go言語・TypeScriptなど、どんな言語でもいいので少しでもプログラミングに慣れておくと、インターンでスムーズに業務に取りかかれると思います。

また、自分の頭で「こうしたらどうかな」などと物事を考えられるような方であれば、ポケットサインでも活躍できると思います。

吉田 最新の技術を活用する機会もあるため、技術力そのものよりも、自ら学び、成長していける力が求められます。

ポケットサインが手掛ける事業の性質上、自治体の方とコミュニケーションを取る機会が多いです。丁寧なコミュニケーションが取れる方には向いていると思います。

田中 プログラミングやソフトウェア開発が好きな方であれば、インターンにも参加しやすいと思います。アプリケーションを開発することが好きな方と一緒にお仕事できると嬉しいです。

取材協力:株式会社ソレナ

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会社概要

ポケットサイン株式会社は、次世代のデジタルプラットフォームをつくる企業です。
「信用の摩擦をゼロにする」をミッションに人々が本来やりたかったことに集中できるような環境を作り、生産性を高め、より良い社会を築くことを目指しています。

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