Case study

導入事例

2024-06-14

東京海上日動火災保険株式会社 「PocketSign Stamp」導入事例インタビュー 

今回は東京海上日動火災保険株式会社(以下、東京海上日動)の久慈様に、「PocketSign Stamp」の導入に至った背景や今後の展開についてお話を伺いました。損害保険業界において、マイナンバーカードを用いた本人確認を実施するのは初めての事例となります。

⚫︎PocketSign Stampとは?

ポケットサイン株式会社が提供する「PocketSign Stamp」は、マイナンバーカードのICチップを活用した公的個人認証サービス(JPKI)によるオンライン本人確認を、Webサービス上で簡単に行える手段を提供するサービスです。

プレスリリース:https://pocketsign.co.jp/news/40

お話を伺った人

東京海上日動火災保険株式会社
契約業務サービス推進部
羽渕様(左)・久慈様(中央)・大橋様(右)

「地震被害に備える保険」だから必要な、スピードと安全性


── 東京海上日動様で提供する「地震に備えるEQuick保険」に、「PocketSign Stamp」を導入いただきました。改めて、今回の取り組みの概要についてお話を聞かせてください。

弊社で提供する「地震に備えるEQuick保険」は震災が発生した際、お客様のお住まいの地域で観測された震度に応じて保険金をお支払いする商品です。

従来の契約手続きでは、氏名・住所などの契約者情報を入力した上で、本人確認のため運転免許証などを撮影し、お客様より写真データを送信いただく必要がありました。

今回「PocketSign Stamp」の導入により、従来の申し込み方法に加え、公的個人認証サービスの利用も可能となりました。具体的には、本人確認の際にマイナンバーカードを利用いただくと、契約手続きに必要な氏名・住所等の情報を自動的に取得し本人確認も完了、従来よりスピーディーにお申し込み手続きを進めることができるようになりました。

また、婚姻に伴う改姓や、引越しなどでマイナンバーカードの住所等に変更があった場合は、東京海上日動からお客様に契約情報の変更手続きが必要ないかを確認することで、変更漏れを防止することが可能となりました。

「PocketSign Stamp」導入により、契約情報を常に正確に取得することができ、有事の際、取得した情報をもとに保険金を速やかにお支払いできるという点が大きなメリットとなっております。

── 保険契約におけるマイナンバーカードの活用や、システム導入を決めた背景・きっかけを教えてください。

弊社では以前より「マイナンバーカード」を用いることにより、お客様がご契約いただく時の手続きの簡素化や利便性の向上に向けて検討を進めていました。

保険契約の手続きの課題として、氏名や住所など個人情報をお客様からお預かりしておりますが、ご登録いただく際に表記の揺れや間違いが発生してしまうことがあります。企業としては正確な情報を取得したい。なかでも、今回導入を決めた「地震に備えるEQuick保険」はお住まいの地域で観測された震度に応じて保険金をお支払いする商品ですので、現在お住まいの住所を正しく取得することが何よりも重要でした。

また契約段階の正確な情報取得だけではなく、昨年5月から国の制度として最新4情報提供サービスが開始したこともあり、マイナンバーカードを活用して氏名や住所などお客様が変更した情報をタイムリーに取得できるようになったことも導入の背景としてありました。

── 「PocketSign Stamp」導入前は、顧客の最新の情報変更までに多くのステップがかかる場合もあったそうですね。

通常、お引越しなどで登録情報が変更となるお客様は、代理店に変更希望を申し出るか、お客様ご自身でマイページから変更手続きを行うこととなります。

しかし、お客様も住民票や免許証などさまざまな変更手続きを進めるなかで、保険の変更手続きが漏れたり、遅くなってしまう場合もあります。

今回、「PocketSign Stamp」の導入により、あらかじめお客様の同意のもとで、弊社がポケットサインを通じて、能動的にお客様の変更情報を取得することが可能になりました。つまり、お客様が住民票情報の変更さえ完了していれば、弊社にて速やかにお客様に情報変更をご依頼することができる。これにより、お客様へ確実に安心をお届けできるのではと弊社では考えております。

防災アプリの運用や
自治体との取り組みも後押しに。


── マイナンバーカード活用に伴い、サービスを提供する「プラットフォーム事業者」のなかで、ポケットサインに決めた理由があれば教えてください。

プラットフォーム事業者は現在20社弱あるかと思いますが、中でもポケットサインさんは様々なメディアで注目されていたのが印象的でした。何より、ポケットサインさんの安全性の向上に向けたこれまでの取り組みや、セキュリティに関するリスクについての考え方が一致したことなどが大きな決め手となりました。

また、保険契約手続きをする上でのいちツールだけではなく、身分証アプリ「ポケットサイン」が自治体などで防災アプリとしても非常に広く活用されている点も良いと感じました。弊社も損害保険の会社ですので防災という観点で通じるところもありますし、今後の活用の仕方の広がりや可能性も感じました。

── ポケットサインに対する今後の期待があれば教えてください。

「ポケットサイン」は防災アプリとしての実績もあり、様々な機能を展開されています。有事が発生したときだけ使えるというのではなくて、アンケート機能で避難者の方々の意見を求めたり、避難所生活の中で活用できるものでしたり、人々に寄り添った防災コンテンツが充実しており、これからも様々な機能が拡充されるだろうと期待を感じました。また自治体との取り組みがすごく魅力のある内容だなと。御社のプレゼンスもより向上していくのだろうと感じました。

すべては「お客様をお守りする」ために。


── 今後についてお話を聞かせてください。

今回「地震に備えるEQuick保険」の導入を通じて、弊社におけるこのマイナンバーカードを使った契約手続き・顧客管理の取り組みに関して、大きな一歩を踏み出せたと思っています。

マイナンバーカード自体も、これから健康保険証との一体化をはじめとした機能の拡大や、今後免許証との一体化も予定していますし可能性はますます広がっていくと思います。それに伴い、弊社の中でもマイナンバーカードを活用した商品の拡大や、利活用の方法を今後も検討を続けていきたいと思っております。

また改めて、今回の取り組みや震災などを通じて保険会社としてお客様の情報を正しく管理することは非常に重要だと感じました。例えば、2024年1月の能登半島地震においても、お客様の契約内容が実態と相違していることにより、保険金のお支払い手続きに時間がかかってしまうケースもございました。

このような時、マイナンバーカードを用いて契約手続きをしたお客様について、平時より最新の情報取得ができるということは、我々がお客様に迅速に保険金をお支払いする、つまり弊社のパーパスである「お客様や社会のいつもを支え、いざをお守りする」という観点で、我々のその社会的意義に通ずる部分だと思っています。今後他の商品への拡大をはじめ、様々な展開を行っていきたいと思っております。

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