Interview

メンバーインタビュー

2025-08-05

マネジメントから開発まで一気通貫でプロダクトを生み出す。個人のスキル成長を促すポケットサインの開発組織

「ポケットサインのエンジニアとして働くことは、将来的なキャリア形成にポジティブな影響をもたらすのではないかと思ったんです」

そう語るのは、ポケットサイン創業初期から開発に携わっているソフトウェアエンジニアの大森 淳貴さんです。

今回のインタビューでは、大森さん、そしてポケットサイン創業前から活躍されているソフトウェアエンジニアの倉本 涼さんが登場。なぜポケットサインに関わろうと思ったのか。ポケットサインの開発メンバーとして働く魅力や、得られるキャリアについて、お二人に詳しくお話を伺いました。

ソフトウェアエンジニア
大森 淳貴さん(写真・右)株式会社エウレカにてソフトウェアエンジニアとしてモバイルアプリケーション開発に従事。2023年11月ポケットサイン株式会社に入社。工学修士(東京工業大学)/東京工業大学情報理工学院卒

ソフトウェアエンジニア
倉本 涼さん(写真・左)LINE株式会社にてフロントエンドエンジニアとして、LINEギフトのシーズナル案件や新規機能の開発に従事。2023年7月ポケットサイン株式会社に入社。工学修士(東京工業大学)/東京工業大学情報理工学院卒

求めたのは、技術領域を越境したスキルの成長

── 早速ですが、現在担当されているお仕事の内容について教えてください。

倉本 自治体向け統合アプリ「ポケットサイン」の開発や、プロジェクトチーム全体の進捗管理を担当しています。

「ポケットサイン」は、マイナンバーカードのICチップ搭載の電子証明書を用いた本人確認機能「公的個人認証サービス」を活用し、自治体のあらゆる行政・地域サービスを1つにまとめて提供しているアプリです。

私は、本アプリにおける新機能の設計からテスト、リリースまで一通りの開発を担当しているほか、以前はPdMの役割も一部担っていました。

大森 私は「ポケットサイン」上で利用できるミニアプリを開発しています。

現在、利用可能なミニアプリは、災害時に迅速な避難を支援する「ポケットサイン防災」や自治体が発行する地域ポイントでお買い物ができる「ポケットサイン地域ポイント」、施設やイベントの受付業務を効率化する「ポケットサイン受付」など、約15種類です。

私はこれまで5つのミニアプリ開発に携わっており、フロントエンドやバックエンド、インフラなど一通りの実装を担当しています。

── お二人は、東京工業大学情報理工学院卒の出身ですね。以前からお知り合いだったのでしょうか?

大森 はい、大学の同級生です。CTOの澤田とも、エンジニアが集まるサークルで知り合っていて。大学1年生からの仲なので、もう10年ほどの付き合いになりますね。

── どのような経緯でポケットサインに転職されたのでしょうか?

大森 大学卒業後、しばらくしてからサークルの同窓会があったんです。澤田から「最近どう?」と聞かれて「仕事に慣れてきて、副業にも興味がある」といった話をしていたところ、ポケットサインで開発を手伝ってほしいという相談を持ちかけられたんです。その1ヶ月後には副業でポケットサインの開発に携わるようになり、半年ほど経った頃に「正社員で働かないか」というオファーをもらったことをきっかけに転職を決めました。

倉本 ポケットサインが創業される前に突然、澤田から連絡がありました。「副業でフロントエンドの開発を手伝ってくれないか」という依頼で、最初はコーポレートサイトの作成を担当しました。その時に、大学のサークルにいた頃のようなワクワク感を感じたんです。

その後、澤田との面談で正社員のオファーをもらい、自分を必要としてくれていることに対する嬉しさを強く感じました。大学時代の仲間だったエンジニアが多くいたことも安心感につながり、ポケットサインの社員になることを決めました。

── ポケットサインへの入社の決め手は?

大森 スキルアップが期待できそうだと感じたからです。ポケットサインでは、1人のエンジニアがフロントエンドからバックエンドまで幅広く開発を担当しています。自分自身の将来的なキャリアを見据える中で、技術領域の幅を広げておくことは大事だと考えるようになりました。

前職ではAndroidアプリの開発のみを担当しており、担当できる技術領域が狭かったこともあり、幅広いスキルが身につくポケットサインは自分にぴったりな環境だと感じたことが入社の決め手になりました。

── 転職への迷いはなかったのでしょうか?

大森 正直にいうと、チャレンジングな選択だとは思いました。前職にとどまっていれば、安定した環境下で長く働けると想像できたのですが、技術的なスキルを磨いたり、PjMという仕事に挑戦しようとしても、思うようにいかない部分もあって。当時のポケットサインは少数精鋭の体制で、手を上げれば職種にとらわれず、何でも経験できる環境が整っていた。今後のキャリアを考えたときに、ポケットサインで働く経験は大きなプラスになると思い、転職を決めました。

── 倉本さんは、いかがですか。

倉本 正直、かなり悩んだ上での決断でした。開発が進むにつれて片手間では取り組めない規模感になってしまい......。このままずっと片手間で関わり続けてよいのだろうかとモヤモヤした気持ちを抱えていました。

その一方で、仲間と一緒に大学のサークルを立ち上げた時のように、また面白い経験をしたいという想いは薄っすらとあって。オファーをいただいたときは、そのチャンスが来たと思いました。

マネジメントから開発までマルチに携われる環境

── これまでの業務でやりがいを感じたエピソードがあれば教えてください。

大森 住民に対して行政や地域の情報を通知するミニアプリ「ポケットサインおしらせ」の開発です。本ミニアプリでは、住民全体に向けたお知らせや、電子化された広報誌の配信に加えて、住民の属性に応じた、プッシュ通知を含む個別のメッセージ配信もできます。

配信するコンテンツはテキストを中心としながら、必要に応じて画像やPDFファイルの添付も可能です。特に広報誌については、PDF形式で公開・保存されるため、紙の配布に代わる形で、いつでも閲覧できる環境を提供します。

私は業務委託のエンジニア3名が参画しているプロジェクトチームのリーダーとして途中から参画し、チームのマネジメントや開発の実装を担当しました。私が参画する以前は業務委託のエンジニアだけでプロジェクトを進行しており、大幅な遅延が発生している状況でした。そこから体制をどうにか立て直し開発を進めた結果、なんとかリリースまでこぎつけることができたんです。

前職では分業化された仕事をこなすことがほとんどだったのですが、ポケットサインでは仕様の策定や設計にもエンジニアとして意見を述べる機会があったほか、業務委託メンバーにおまかせする開発タスクの共有方法やチームのマネジメントなどを考える機会もあり、すごく成長につながりました。

実際に「ポケットサインおしらせ」はすでにいくつかの自治体でご利用いただいており、中には毎日のように情報を更新している自治体もあります。自分自身が開発に携わったミニアプリが多くのユーザーに利用されている姿を見て、とてもやりがいにつながっています。

倉本 開発にとどまらず、幅広く業務に携われることですね。少し前までは開発業務が6割、マネジメント業務が4割というバランスで担当しており、チームメンバーへのタスクアサインや開発の優先度付けなども私の業務範囲でした。考えることも多く大変でしたが、その分とても良い経験ができました。

最近はPdMのメンバーが加わったこともあり、マネジメントの比重を減らし、自ら手を動かす開発業務により力を入れています。上流工程を理解したうえで開発まで担うことを重視しているポケットサインだからこそ、開発現場ではエンジニアの力がより多く求められていると感じています。

── 開発だけでなく、マネジメントの割合も大きいんですね。大森さんは、開発とマネジメントをどの程度、担当されているのでしょうか?

大森 時期によって開発とマネジメントの比重は異なりますね。なぜなら、ミニアプリごとに開発体制が複数あるためです。例えば、主な開発を業務委託のメンバーに任せ、私がコードレビューや進捗管理を担当するものもあれば、私自身が開発を直接担当するものもあります。

他にも、以前よりも新しいメンバーが増えてきたこともあり、近頃は品質維持のために開発プロセスの整備も担当しています。

── ポケットサインにおける開発の流れについて教えてください。

大森 まず自治体からいただいた要望をもとに、ビジネスチームのセールス担当者が、ポケットサインであればどんなことが可能なのかお伝えします。開発に進むにあたって、エンジニアが自治体の要求に対する深堀りをし、定期的にビジネスチームと進捗を共有するミーティングを開いたり、お客様とのミーティングに参加して意見を述べたりしています。

プロジェクトによっては責任者として開発を牽引する機会もあり、エンジニアによる意思決定の裁量は大きいと思います。

倉本 その中で社内のミニアプリ開発チームからの要望を受けて、ファイルをダウンロードする機能をIn-App SDK(ミニアプリを開発するために提供しているSDK)に実装したこともありました。要望をただそのまま実装するのではなく、チーム間で最適な設計を検討したうえで実装に移すという流れで進められたため、連携がスムーズに取れ、良いプロダクトが完成したと感じています。

参考:POCKETSIGN TECH BLOG│ダウンロードフォルダへのファイル保存を実現するExpo Moduleを作成しました

また、ミニアプリ開発やサービス連携の仕組みを提供する「PocketSign Link」を活用して、実際にサードパーティの開発者がミニアプリを開発するケースもありました。そのときは、私は技術サポートをしていました。

参考:ポケットサインのミニアプリを活用した官民連携による観光促進事例! - ポケットサイン株式会社

実際に開発したサービスに不足を感じた場合は、単に問題を指摘するだけでなく、エンジニアの視点でより良いアイデアや改善案を積極的に提案し、自ら実装に取り組むこともあります。

ポケットサインのサービスは技術的に扱う概念が非常に複雑で難易度が高いため、エンジニアが設計や実装の方針決定に深く関わることが必然となっています。その結果、意思決定の裁量が大きく、単なる開発者としてだけでなく、プロダクトの方向性にも影響を与えられる役割を担っていることが特徴です。だからこそ、現場のエンジニア一人ひとりが強い当事者意識を持ちながら、より良いプロダクト作りに貢献できるのだと思います。

チャレンジングな環境に身を置き、スキル成長を叶える組織

── 最後に、これから入社される方へメッセージをお願いします。

大森 2025年5月時点で「ポケットサイン」のユーザー数は約70万人です。多くのユーザーの個人情報を扱うからこそ、信頼性の高い仕組みを整える必要があるため、ポケットサインではその実現に向け、エンジニアが技術的な意思決定の段階から深く関わり、安全性と利便性の両立を図っています。

大きな責任を伴う分、安心・安全なソリューションを提供する必要があること、および多くのユーザーに利用していただいているからこそ、パフォーマンスの考慮もしなければならないこと。この2点を意識しながら、自らの手で設計・実装できるのは、エンジニアとしてのやりがいの一つだと感じています。

またポケットサインに所属しているエンジニアは、これまで「フロントエンドだけ担当していた」「バックエンドだけ担当していた」といった特定の開発に携わっていた人も多いですが、「ポケットサイン」のミニアプリ開発ではフロントエンドやバックエンド、インフラなど幅広い開発をおまかせしています。技術領域をまたいだ経験が積めるため、幅広く開発に携わりたい方にとっては嬉しい環境かなと思います。

倉本 ポケットサインが展開するサービスはどれもマイナンバーカードによる「公的個人認証サービス」を活用しています。どのプロダクトに関わるにあたっても、ポケットサインが展開するサービスの全体像および幅広い技術理解が求められます。

幅広いスキルを身に着け、よりチャレンジングな環境に身を置きたい方に、ぜひ来てほしいです!

取材協力:株式会社ソレナ

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会社概要

ポケットサイン株式会社は、次世代のデジタルプラットフォームをつくる企業です。
「信用の摩擦をゼロにする」をミッションに人々が本来やりたかったことに集中できるような環境を作り、生産性を高め、より良い社会を築くことを目指しています。

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